自己肯定感が高い人の特徴
最近、テレビや本などで、よく見聞くようになった「自己肯定感」という言葉。自己肯定感とは「自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情」を意味します。
自己肯定感が低いと、自分の行動や判断に自信が持てなかったり、周囲の目線を気にしてしまったりと、生きづらさを感じてしまいます。そんな自分を変えたいと思っていても、なかなか簡単なことではありません。自己肯定感の高い人と低い人には、それぞれ共通した特徴があります。
今回は、自己肯定感が高い人と低い人の特徴について紹介します。
目次
①失敗を恐れない
➁人と自分を比べない
➂精神的に安定してる
④物事をプラスに肯定的に見ることができる
➄主体性がある
⑥人生を楽しんでいる
➆他人の意見を尊重する
①ネガティブ思考・自己信頼度が低い
➁過去にトラウマがある
➂承認欲求が強い
④他人に依存してしまう
1.自己肯定感が高い人の特徴
自己肯定感が高い人は、自分が抱いた感情や自分の存在価値を積極的に肯定できる人のことです。自分で自分の価値を肯定できるので、他人からの評価を気にしません。
①失敗を恐れない
自己肯定感の高い人は、何かを始める際に「なんとかなるだろう」と楽観的に捉えることができるため、新しいことや難しいことに対しても失敗を恐れずに、成功するにはどうすればいいのかを考えます。逆に自己肯定感の低い人は、失敗してしまったらどうしようと失敗を恐れてなかなか行動に移せません。そして失敗してしまうと、落ち込んでなかなか前へ進むことができません。
自己肯定感の高い人は、仮に失敗したとしてもなぜ失敗したのかを原因を探って、また挑戦しようと考え、失敗も成長の糧だと感じ問題が起きてもすぐに解決策を講じることができるので、結果として成功もしやすくなるでしょう。
➁人と自分を比べない
自己肯定感の高い人は、人は人、自分は自分としっかりと線引きができているため、他人と自分を比較することはしません。比較をしないので、周囲の目線を気にせず、自分の考えで行動することができます。自分が大丈夫と思っていれば、他人から否定されても関係ないと思えます。すぐに人と自分を比べてしまう人は、自分に自信がない現れでもあります。
➂精神的に安定している
自己肯定感の高い人は、自分への信頼度が高いので、精神的に安定しています。自分への信頼度が高いと、他人の意見に流されたり、人から否定されようが、仕事で失敗してしまっても、はなかなか心は折れません。自己肯定感が低い人なら簡単に心が折れてしまう出来事でも、精神的に安定していると、必要以上に落ち込むことはなく、平気な顔で困難も乗り越えれるでしょう。
④物事をプラスに肯定的に見ることができる
自己肯定感の高い人は、自分の存在価値を肯定的に受け入れることができ、何が起きても物事をプラスに捉えることができます。ありのままの自分に満足しているので、思考や発言も前向きなものになります。そして、物事をネガティブに考えては前へ進めないことを理解しているので、どんな時もポジティブに考え、そのプラス思考が周囲にも良い影響を与えます。他人に対してもプラスの面を見る習慣があるため、相手のあらさがしをするのではなく、良いところを見つけて褒めたり、相手の意思を尊重しようとします。
➄主体性がある
自己肯定感の高い人は、周囲の目を気にしたり、他人に振り回されたりせず、自分の存在価値を自分で認め、自分から積極的に主体的に行動します。周りに評価されたい、認められたいという欲求には流されないで、自らの意思で行動すします。仕事やプライベートに関わらず、はっきりとした意思を持っています。
⑥人生を楽しんでいる
自己肯定感は、人間が安心感を持って生きていくために必要なもので、自己肯定感の低い人は、自己肯定感を満たすために必死になります。すでに自己肯定感が満ちている人は、自己肯定感を満たすための労力が必要ないので、人生を楽しむ余裕、ゆとりを持って充実した日々を過ごしています。
➆他人の意見を尊重する
自己肯定感が高い人は、周りと自分を比べず、相手より自分が劣っているという考えにはならないので、相手の話にしっかり耳を傾け、たとえ自分と意見が違っていても素直に受け入れることができます。自分の意見も相手に伝え、相手の意見もしっかり尊重して、相手との意見交換を楽しみ、認め合う姿勢を取ります。周りからの評価に振り回されることもありません。
2.自己肯定感が低い人の特徴
①ネガティブ思考・自己信頼度が低い
自己肯定感が低い人は、物事をネガティブに考える傾向が強いです。物事をネガティブに考える習慣があると、「どうせ失敗するだろう」と考えてしまい、挑戦を避けてしまいます。自分の能力を信じる自己信頼度も低いので、何かに挑戦しようとする意欲を失いやすくなります。挑戦をしなければ、達成感を得る機会も少なくなってしまい、少ない挑戦の中で、失敗をしてしまうと、落ち込んでさらに挑戦しようという気持ちがなくなってしまいます。
➁過去にトラウマがある
親が厳しくていつも怒られていたような家庭環境であったり、過去の失敗経験や自尊心が傷つくような経験が原因で、自己肯定感が持てないという人も多いのではないでしょうか。そのような経験により、周囲からみて十分に成果を上げていても、自分の出来ていない部分にばかり目を向けて、自己否定したり、周りの評価を素直に受け入れることができなくて、いつまでも自己肯定感が育まれないという状況になってしまっています。
➂承認欲求が強い
自己肯定感の低い人は、自分に自信が持てず、自分で自分のことを認められないために、他者に認めてもらうことで自分の価値を確かめようとする傾向があります。常に他者の目を気にしていて、いかに周りから評価されるかが基準となっています。武勇伝を語ったり、高級品を身につけたりと一見自信があるように見えますが、自分で自分を認めることができないので、客観的に評価されたいという欲求が強いです。
④他人に依存してしまう
自分に自信がないため、主体性に欠けていて、自分で意思決定をすることができず、他人に意思決定をゆだねる行動をとるようになります。自分以外の誰かが望んだ通り動いたり、いかに他人から否定されないかという基準で動きます。そして、他人の意思決定に従うことを続けていると、自分の取った行動に責任を持つ気持ちが低くなりがちで、失敗した場合、他人に責任を押し付けてしまうこともあるでしょう。
3.自己肯定感を高める方法
- 自分に素直になる
- 自己肯定感の高い人と一緒に行動する
- 環境を変えてみる
- 本を読む
- 自分を褒める
- 体調を整える
- 自分に自信を持てるようにする
まとめ
今回は、自己肯定感が高い人と低い人のそれぞれの特徴について紹介しました。
自己肯定感とは、自らの価値や存在意義を肯定的に捉える感情のことです。ダメな自分も肯定するのが自己肯定感で、育った家庭環境や学校生活・社会生活を通して形成されていきます。
自己肯定感の高い人は、自分を肯定的に認め、主体性を持って、物事をポジティブに考え行動しています。そして毎日をいきいきと過ごし、常に前向きに前進していく強さを持っています。急に意識を変えることは難しいので、少しずつでも自分を認めて受け入れるようにしてみましょう。
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