希少性の原理

いつでも手に入るものは価値が低く、すぐ手に入らない数が少ないものは価値が高いと、無条件に感じてしまう心理的な現象のことを『希少性の原理(法則)』と言います。
人が欲している量(需要)に比べ、利用できる量(供給)が少ない時に、希少性を感じるということですね。
「今買わなければ、もう二度と手に入らないかもしれない・・・」
「今、決断しないと無くなってしまう・・・」
「少ないからこそ他人も欲しがるはず!」
「数が少ないなら高額でも当たり前!」
「入手困難だから価値を高く感じる・・・」
希少性の原理が働ければ、心理的にこのように思ってしまうわけです。
★希少性の原理(希少性の法則)の実験★
社会心理学者のステファン・ウォーチェルは、瓶の中に同じクッキーを入れて、被験者に食べてもらい、味の評価をしてもらうという実験を行いました。
- A:クッキーが10個入った瓶
- B:クッキーが2個しか入っていない瓶
AかBどちらの評価が高かったと思いますか?
答えはそう、Bです。
同じクッキーにも関わらず、数の少ない方のクッキーに希少性を感じ、高い評価になったのです。
このように、希少性の原理はうまく活用すれば大きな効果を得ることができます。是非ビジネスなど様々な場面で活用されてください。

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