体が元気になる!!笑いの効果とは??
皆さん最近笑っていますか??「笑う門には福来る」という格言があるように、笑うことや笑顔でいることは、実は健康やストレス解消にも良いことが分かっています。反対に、怒りや悲しみなどのマイナスの感情は身体に害を与えるとされています。
しかし、ストレスの多い現代社会において、笑う機会がどんどん少なくなっています。意識して日常生活に笑いを取り入れていきたいですよね。
今回は、笑いが健康に与える効果と笑いのトレーニングについて紹介します。
目次
1.笑いが健康に与える効果
①免疫力がアップする
人の身体には、有害物質から身体を守るために免疫という仕組みがあります。免疫の仕組みの中に、体内に入ってしまった細菌やウィルスを見つけて、排除する働きをもつ免疫細胞というものがあります。
笑うことで「NK(ナチュラルキラー)細胞」が活性化されます。このNK細胞は白血球の一種で、ウィルスなどの病原菌を見つけると攻撃を行う免疫細胞です。NK細胞が活発に働くほど、感染症やがんにかかりにくいと言われています。つまり、笑うことで免疫力が高まり、様々な病気に対して強い体ができます。反対に、悲しみやストレスを感じるとNK細胞の働きは鈍くなって免疫力が低下してしまう可能性もあります。
➁血行が良くなる
笑うことで血行が良くなり、免疫細胞の働きが活性化されます。笑うことで自然と腹式呼吸となります。腹式呼吸は、体内に多くの酸素を取り込み内臓に刺激を与えられるため、血流が良くなり、新陳代謝も活発になります。
また血行が良くなることで、免疫細胞が体内をスムーズに巡回してウィルスや異物を即座に攻撃できるため、免疫力の向上に繋がります。
➂脳が活性化する
笑うことで腹式呼吸となり、大量の酸素を消費します。笑ったときの酸素摂取量は、1回の深呼吸の約2倍で通常の呼吸の約3~4倍になります。ストレスを受けることで、脳は興奮状態になり、酸素をどんどん消費して、酸素が不足して、働きが鈍くなってしまいます。
また笑ってリラックスしている状態のときは、脳の血流が増加するため、血管が詰まって起こる脳梗塞や認知症の予防や回復に繋がります。血流量の増加は、脳の働きを活発にして、集中力を高めたり、記憶力の向上に効果があります。
また、認知症の原因にもなる睡眠障害やうつ症状は笑うと緩和されることから、笑いは認知症を予防できる可能性があると言われています。
④自律神経のバランスが整う
自律神経には、身体を活発に動かすときに働く交感神経と身体を休めているときに働く副交感神経があります。ストレスや過労などが原因で自律神経のバランスを崩れて、体調不良の原因となります。笑うことで、交感神経が促進し、その後に急激に低下する働きがあるため、リラックス効果をもたらすと同時に、自律神経のバランスを保ちます。
笑うことで心がリラックスして自律神経が安定します。自律神経が安定すると血行が良くなり、緊張がほぐれストレス解消に繋がり、内臓の働きも良くなります。
➄ストレス解消になる
笑いは副交感神経に働きかけて、血圧を下げ心拍を落ち着かせて、心身をリラックスさせてストレス解消に繋がります。ストレスが多いと副交感神経が強く働くので、たとえ作り笑いだとしても、効果が高く出ます。
⑥筋力がアップする
笑っている時は、心拍数や血圧が上がり、呼吸が活発となり酸素の消費量も増え、内臓の体操の状態になります。静かに過ごすよりも笑っている方が、カロリーの消費量が増えます。さらに、大笑いするとお腹や頬が痛くなるように、腹筋、横隔膜、肋間筋、顔の表情筋などをよく動かすので、筋力を鍛えることができます。筋力がアップして筋肉量が増えると、運動をした時に体温が上がりやすく血行が良くなり、全身に酸素や栄養が行き渡ります。血液中の免疫細胞の活動が活発になるので、免疫力が高められます。
➆幸福感と鎮痛効果がある
笑うことで、「エンドルフィン」という脳内物質が分泌されます。「エンドルフィン」は幸せホルモンと呼ばれ、分泌されると幸せな気持ちになったり、痛みが軽減されたりします。
2.笑いのトレーニング
普段から笑えていますか?普段から笑い慣れていないと急にはできません。笑い慣れていない方に必要なのは笑うためのトレーニングです。
①笑い顔を作る
意識的に口角を上げて笑い顔を作るようにしてみましょう。人の顔には30種類以上の表情筋があります。この表情筋が笑ったり、泣いたりといった人の表情を作っています。表情筋を鍛えることで表情が豊かになり、笑いやすくなります。口を大きく開けて「あ、い、う、え、お」を言って大きく口を動かして5秒ずつそれぞれ表情をキープしましょう。目線を上下左右に動かしたり、鼻の下を伸ばしたりと、顔の筋肉を自由に動かしてみましょう。毎日繰り返していれば、だんだんと笑いやすい表情になってきます。
笑う表情を作るだけでも、筋肉の動きが脳に伝わり、脳は錯覚を起こして気分まで楽しくなり、
心も身体も幸せな気持ちになるでしょう。
➁お腹を抱えて笑う
何もないのに大笑いするのは難しいかもしれませんが、思い出し笑いでも作り笑いでもいいので、お腹がよじれるほど笑って見てください。笑いから遠ざかっていた人には笑うきっかけを掴むトレーニングになり、同時に腹筋も鍛えられます。
➂挨拶やありがとうに笑顔を添える
挨拶やありがとうに笑顔を添えるように意識してみましょう。そうすると相手も笑顔になってくれ、心がほっこりして気持ちよく過ごせるでしょう。「おはよう」や「こんにちは」といった挨拶も笑顔ですることで、相手からの印象もよく、その後の会話も弾みやすくなるでしょう。
④誰かと一緒に笑う
家族や友達を巻き込んで、一緒に笑うようにしてみましょう。最近あった面白い話などを出し合うのもいいでしょう。仲間がいることで、笑いの連鎖が起こり、笑顔が定着してきます。
➄お笑い番組や落語を聞いてみる
お笑い番組や落語などをみて笑うということもおすすめです。面白い時は遠慮せずに、声を出して大笑いしてみましょう。
⑥お酒を飲む
お酒を飲むと陽気になる人にはおすすめの方法です。一人で飲むのが好きな人でも、たまに仲間と和気あいあいと飲んでみるようにしましょう。
まとめ
今回は、笑いが健康に与える効果、笑いのトレーニングについて紹介しました。
みなさんは普段の生活の中でどのくらい笑っていますか?声を出して笑うと気分がスッキリしますよね。笑うことで、ストレスを軽減させたり、自律神経を整えたり、脳を活性化するなど、様々な健康効果があります。
また笑いのトレーニングでは、作り笑いでもいいので、口角を上げて笑ってみましょう。笑顔を作るだけで気分も明るくなり、心と身体に良い影響をもたらし、幸せな気持ちになって楽しい毎日を過ごせるでしょう。笑顔には自分も周りの人たちにも幸せを与えるパワーを持っています。是非よく笑う生活を送るように意識してみてください。
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