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怒りの専門家が「怒り慣れる」事をすすめる3つの理由

今回もサクッと読めるブログを書いて行きます。怒りと眠りのアドバイザー、矢野です。

 怒りの感情をコントロールする心のトレーニングスキル、アンガーマネジメントでは、怒りの感情に善悪は無く、上手に怒れるなら怒っていい、と伝えています。このブログをご覧の皆様、講座等で上手な怒り方を知ったなら、ぜひ怒り慣れるよう、小さな事から怒る練習をして頂きたいのです。

怒り慣れていない事で発生するデメリットは大きく3つあると私は考えています。

  • 相手に適した強さ、伝え方で怒りを表現できず、コミュニケーションエラーが起こる
  • 冷静さを失い、伝えたい内容を見失って本来の目的が達成できない
  • 相手の挑発に乗りやすくなり、衝動的な言動・行動をとってしまいやすくなる

 威圧的な態度や強い言葉を使えば怒りが伝わる、というのは誤解です。人によっては全く響かなかったり、逆に意図した以上に受け取られてしまう事があります。コミュニケーションエラーを避ける為には、怒る経験を重ね、相手の個性に合わせた伝え方を知る必要があります。また、怒り慣れていないと怒りに頭を支配され、今起きている事柄と関係ない出来事を持ち出して怒ったりしてしまうなど、伝えたかったことがブレてしまいます。更に、最近は人をわざと怒らせて交渉を有利に進めたり、不当な要求をしてくる輩もいます。怒り慣れていれば、相手の挑発に乗らずに話をする事ができます。

 怒りの感情をコントロールする事においても、練習無くして上達はありません。講座などを通して上手な怒り方を学んだのであれば、日常生活の中で1日1回でも怒る練習をして、いざという時のデメリットを避けられるようになりましょう。

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