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部下を育てる方法とは??

 人材は企業にとって、とても大切なものです。部下に対して「もっと成長してほしい」「優秀な人材になってほしい」と考えている人は多いのではないでしょうか。会社の成長や自分たちの成果を出すためには部下の成長がとても重要と言えます。

そこで今回は部下を成長させる方法について紹介します。

目次

1.自分に問題がないかを考える

2.部下とのコミュニケーション

3.適切な目標設定

4.主体性をもたせる

5.褒め方、叱り方を考える

まとめ

1.自分に問題がないかを考える

 部下に対して「仕事ができない」「成長しない」と感じているのであれば、上司である自分に問題がないかを一度考えてみましょう。

これまであなたは部下に対してどのように接してきたでしょうか?

部下が成長しないのは部下だけに責任があるわけではありません。

成長するためには成長できる環境も必要となります。「仕事ができない」「成長しない」のは自分の教育方法が悪かった可能性もあります。

人に何かを教える場合、人によって合わせて接し方を変えるなど工夫が必要です。

自分が先輩から教えてもらった方法が正しいとは限らず、自分の経験を活かして試行錯誤してみましょう。

昔なら「上司から言われたことは絶対」というような風潮があったかもしれませんが、今の時代は違います。上司の命令を遂行することは仕事する上で重要なことですが、納得して仕事をするのと嫌々仕事をするのでは成果や成長も違います。

部下が自分から働くやモチベーションを保てるような職場環境をつくることも部下を育てていくためには大切です。

2.部下とのコミュニケーション

 あなたは部下とのコミュニケーションがとれているでしょうか?部下を成長させるためには日頃からのコミュニケーションが大切です。自分が部下の立場だとして、信頼関係のない上司から褒められたり、叱られたりした場合を想像してみてください。

あまり信用のない人から褒められても「お世辞」に聞こえてしまったり、叱られても「あなたに言われたくない」、「なぜ叱られないといけないのか」などネガティブに捉えてしまうことがあります。

コミュニケーションの取り方は人によって違うため、正解はないと思いますが、自分の接し方次第で相手の捉え方も変化します。

まずは相手のことを気にかけるようにしましょう。「体調に変化はないか」「業務の進捗はどうか」「業務での悩みはないか」など相手を観察すること、声を掛けるなどコミュニケーションを積極的にとるようにしましょう。上司からすると「部下とのコミュニケーションは出来ている」と感じていても、部下の立場からすると「自分の話を聞いてくれていない」「コミュニケーションが不足している」と感じるなど、上司と部下でコミュニケーションについて乖離しているアンケート結果もあるようです。

突然、明日から部下とのコミュニケーションを円滑にすることは難しいと思います。ですが、自分から積極的にコミュニケーションを図ることで、相手もコミュニケーションを取りやすくなり、上司に対して「報告」「連絡」「相談」をしやすくなり、成長に繋がっていくでしょう。

部下との信頼関係を築くことが大切なので、少しずつ信用を得ていきましょう。

3.適切な目標設定

 部下に対して目標を設定することも上司の仕事です。

部下の仕事に対して「なぜするのか」「何が目的なのか」を理解させて、「自分が何をするべきか」ということを考えられるようにしましょう。

若手社員の場合、初めのうちは「指示したことを達成する」ことで、ある程度までは成長することはできると思います。ただし、経験を重ねていくと伸び悩む人も出てきます。そんな時に「自分で考えられるかどうか」でそこからの成長に差が出ます。

部下の能力に見合った目標を設定することで「どうすれば達成できるのか」を考えられるようになっていきます。そのためには、自分の仕事に対する情報に敏感になったり、アイデアを考えたり、周囲に協力を得られる必要があります。上司は部下が達成できる目標を設定し、部下に対して「やればできる」という成功体験の積み重ねを意識しましょう。そうすることで部下は自分に自信を持つことができるようになり、モチベーションも向上し成長しやすくなると思います。

4.主体性を持たせる

 若手社員の場合は「3.適切な目標設定」で記載した内容で成長を促すことができますが、ある程度経験のある部下では効果が薄いかもしれません。

チームを引っ張ってほしい人材、若手の手本になってほしい人材には、責任感を持ち、自分で考えて判断できるように育てることが必要です。

上司がいて後輩がいる立ち位置では、上司の考えや指示にも従いながら後輩から意見も言われることが多く、ストレスの溜まる立場です。自分の考えを持っていても立場上できなかったり、我慢していることもあるでしょう。まずは、「本人に仕事での悩みや今後のキャリアをどのように考えているか」などの現状を聞いてみましょう。上司が思っているよりも向上心があったり、仕事に対して真摯に考えているかもしれません。部下によって出世欲がない場合や向上心のない場合もありますが、「今足りていないことは何か」「今度、身につけるべき能力は何か」ということを共通認識として持つことも大切です。

 具体的に必要なことが決まれば、スキルを獲得するための行動に移しましょう。職場内で教育できない内容の場合は外部機関での研修やセミナーに参加するのも方法のひとつとなります。

社外での教育は自分の職場とは違う環境の意見を取り入れられることから、新たな気づきにもなることもあります。

 後輩の教育担当などを任せることで責任感の向上やコミュニケーション能力の向上できるかもしれません。後輩のフォローをすることで仕事に対しての考え方や教える難しさ、成長の喜びなど今までとは違う達成感や悩みを感じると思います。これまでと違う経験をすることが成長に繋がっていきます。また、上司から後輩の教育を「任された」ということで「上司から認められている」という承認欲求も満たされ、責任感やリーダーシップの向上が期待できるかもしれません。

5.褒め方、叱り方を考える

 部下が仕事で成果を出した時や成長を感じた時は「素直に褒める」ということが大切になります。

褒められることで「次も頑張ろう」「自分は成長している」と感じることができます。

ただし、褒める場合は「成果」のみを褒めるのではなく、「仕事の過程」や「人間性」も褒めるように意識しましょう。成果しか褒めない場合、部下からすると「成果しか見てくれない」と感じてしまいます。過程や人間性も褒めることで「自分のことを気にしていくれている」という安心感にも繋がります。

 次に「叱り方」も大切です。誰でも仕事でのミスは経験があるでしょう。ミスの大小はあると思いますが、叱る時は1対1で叱るように意識しましょう。部下の同僚や後輩の前で叱責すると「見せしめ」

のように感じることもあり、精神的に与える負荷も大きくなってしまうかもしれません。

また、叱る時は「感情に流されない」ことが大切です。「叱る」と「怒る」は違います。冷静になり、「なぜ失敗したのか」「どうするべきだったのか」「次はどうするのか」など具体的に話し合いをしましょう。

まとめ

以上、「部下を育てる方法」について紹介しました。

部下の性格など個性に合わせた対応が大事になりますが、上司も万能ではありません。

失敗を重ねながらお互いに成長していくことも必要です。

今回紹介した内容を参考に自分なりに取り組んでみてください。

◇仕事が覚えられないときの対処方法

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