人間関係でのストレスを解消する方法
仕事をする上では多かれ少なかれ、必ず自分以外の人と関わることになると思います。上司、先輩、後輩、取引相手、お客さんなど仕事によって違いはありますが、相手とのコミュニケーションが必要になります。ところが、コミュニケーションが苦手な人や職場での人間関係が上手くいっていない場合はコミュニケーションをとることがストレスに感じることがあると思います。
ストレスを感じることで精神的に負担になると思いますが、他にも仕事の質が低下することもあり、メンタル面、仕事面の両方に悪影響を及ぼす可能性があります。
最近ではストレスチェックの義務化や有給休暇取得の義務化などもあり、少しづつ働き方に変化が出始めていますが、自分自身の考え方を変えることでもストレスを低減できるかもしれません。
そこで今回は「職場の人間関係でのストレスを減らす方法」について紹介します。
目次
1.ストレスの原因
職場でのストレスを感じる原因は人によって違います。仕事の内容やシステムに対してストレスを感じている人もいるとは思いますが、ここでは人間関係でストレスを感じている人の原因について紹介します。
①周りの目、意見を気にしてしまう
仕事をする上で人の目は気になるものです。
しかし、「どう思われているのだろう?」「嫌われたくない」など、他人の目や意見を気にしすぎることがストレスの原因になってしまうことがあります。
また、流されやすい性格では周囲の考えを優先してしまうことで、自分の意見を我慢することが多くなりストレスに繋がってしまいます。
➁周りの人との相性が悪い
職場では様々な人が一緒に働いているのではないでしょうか。そして仕事をする上でコミュニケーションは必要となります。自分と同じような考え方をしている人が多いならストレスを感じにくいかもしれませんが、そんな職場ばかりではありません。
育ってきた環境が違う者同士、物事の捉え方は人それぞれであるため、思考の違いが発生します。自分の意見が受け入れられない場合や相手の意見、行動が理解できないことが続くとストレスの原因になってしまうかもしれません。
➂プレッシャーが大きい
仕事の成果に対して上司や同僚からの要求や期待が大きい場合もストレスに繋がっている場合があります。責任感が強い人、心配性な人、出世欲や向上心がない人など性格によっても違いますが、過度なプレッシャーと感じてしまうとストレスの原因となってしまいます。
④ジェネレーションギャップ
職場では様々な年代の人が働いていると思います。自分の親よりも年上ということもめずらしくはありません。年配者からすると「自分たちの若い時は・・・」という古い価値観を無理強いすることで、若手社員からすると「考え方が古い」「今の時代に合っていない」というように感じてしまうかもしれません。このように世代が違うことで考え方や習慣が大きく違うこともあり、コミュニケーションがうまく取れない原因となり、ストレスになってしまうことがあります。
➄自分の仕事の成果が認められない
自分は仕事で頑張っているのに成果を認めてもらえないと感じているのであれば、それがストレスの原因になっているかもしれません。他の誰かに認められたいという気持ちは「承認欲求」であり、誰にでもある欲求です。仕事の成果に関しては上司に対してストレスとして感じることが多いかもしれません。
2.ストレスを減らす方法
ストレスの原因となっている相手に変化があればよいですが、なかなか難しいものです。
相手に変化がないのであれば、自分の考え方や行動を変化することでストレスを低減するようにしましょう。ここからはストレスを減らす方法を紹介します。
①考えすぎない
人の目、人の意見を気にしすぎてしまう人は、相手のことを気にし過ぎているかもしれません。感受性が豊かな性格のため、周りに流されやすく嫌なことでも断ることができない人も多いです。
相手の感情も大事ですが、自分のことを大切にするように心掛けてみましょう。
あなたが重く受け止めたことであっても、意外と他の人は「軽いつもりの発言」や「ちょっとした冗談」なんてこともあります。あまり考えすぎないことが大切です。
➁ポジティブに物事を考える
職場では様々な人がおり、他の人の発言や行動がストレスに繋がることが多いのではないでしょうか?特に「ネガティブな発言や行動」は周囲の士気も下げることになります。
そういう行動をとる人も何かストレスがあり、余裕がなくなった結果、周囲の人達にストレスを与える存在になったのかもしれません。
相手のストレスをなくすことや自らがポジティブに活動することで周囲の環境を変えることに繋がり、自分のストレスも低減できるかもしれません。
自分のことだけでなく、他の人を見るときにもポジティブに捉える練習をすることができます。
自分の気持ちがネガティブな場合は相手の悪いところを見てしまい、「また失敗してる」「違う方法ですればいいのに」など自分本位の考えになってしまいます。
相手の良いところを探そうと考えれば自然とポジティブな思考になりやすいので、「また失敗してる。心が折れないすごい人だ」や「自分と違うやり方だけど、あんな方法もあるんだな」など物事を前向きに捉えることができるようになりやすくなります。
➂価値観や捉え方を決めつけない
ジェネレーションギャップだけに限らず、個人の感覚によって様々な捉え方や価値観があります。「若い」「昔の価値観」など一括りにして相手のことを見てしまうことで、自分や相手の真意をうまく伝えることができなくなってしまいます。
まずは相手と話す場合の聴き方を工夫することでコミュニケーションのとり方で相手との関係も改善できるかもしれません。
例えば、これまでは「できる?できない?」などのYES、NOで答えられるような聴き方としている場合、「どう思う?」など相手の意見を聞き出すように心掛けてみましょう。
相手は自分の意見を聞いてくれると感じて信頼関係が向上しやすくなります。
年齢差がある場合でも「お互いにコミュニケーションはとる必要はある」と感じていることが多く、信頼関係を築くことでお互いのストレスも低減できると思います。
ジェネレーションギャップで合わない部分はあると思いますが、お互いの意見を伝えられる関係を築くために「自らが積極的に関りを持つ」ということも大切です。
④第三者に相談する
ストレスを抱えているのであれば、自分以外の人に話を聞いてもらうことで低減することができるます。気の合う友人や同僚に「愚痴」を言うだけでも少しは気が楽になるかもしれません。知人には相談しにくい場合はカウンセラーなど専門家に相談することも検討してみてください。
➄割り切ることも大切
いくら自分がストレスを無くすために努力をしても解決できない場合もあります。ストレスを溜めることは自分の健康のためにもよくありません。
時には「関わらない」「極力、関係を持たない」ということも大切です。
難しい問題ではありますが、職場の人間関係が合わない場合は「転職」を考えてみることも必要かもしれません。
以上、 職場の人間関係でのストレスを減らす方法について紹介しました。
人間関係でストレスを無くすことは難しいかもしれませんが、少しでもストレスを減らすきっかけになれば幸いです。
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