バレンタインデーの起源と由来とは?日本と海外のバレンタイン
バレンタインデーと聞くと、恋人や友人にチョコレートを贈るイベントというイメージが一般的かもしれません。バレンタインにチョコレートを贈るのは日本特有のものです。海外でもバレンタインデーにチョコレートを贈ることはありますが、チョコレートに限らず、花束やメッセージカード、お菓子などを恋人や家族に贈る国もあります。
今回は、バレンタインデーの起源や由来、日本や海外のバレンタインデーについて紹介します。
目次
1.バレンタインデーの起源と由来
バレンタインデー、また聖バレンタインデー・セイントバレンタインデーは、キリスト教圏の祝いで主に欧米で、毎年2月14日に行われるカップルが愛を祝う人されている。家族や親友などと祝う人もいる。
元々269年にローマ帝国の迫害下で殉教した「聖ウァレンティヌス(テルニもバレンタイン)に由来する記念日」だと、主に西方教会の広がる地域においてかつて伝えられていた。
この日、キリスト教圏である日本においては、伝統的に「女性が男性にチョコレートを贈る日」とされてきたが、これについて国内で批判や不満が多く、近年は大きく変化している。
日本や中国大陸、台湾韓国では、バレンタインデーに派生して「ホワイトデー」が存在する。(引用:wikipedia)
①起源
バレンタインデーの起源は、ローマ帝国時代までにさかのぼります。
当時にローマ帝国皇帝のクラウディウス2世は、愛する家族や恋人などが故郷にいると、若い兵士の士気が下がるとして、結婚を禁止していました。
しかし、結婚もできないまま戦地に送られる若者をかわいそうに思ったキリスト教司祭のヴァレンティヌスは政策に反対して、ひそかに兵士たちの結婚式を行っていました。
そのことを知った皇帝は、二度とそのようなことがないようにと命令しましたが、ヴァレンティヌスはそれにも従わなかったので、処刑されてしまいました。
後世の人々はヴァレンティヌスの行いをたたえ、彼を「聖バレンタイン」とまつるようになりました。
そして、ヴァレンティヌスの行いをたたえ、彼を「聖バレンタイン」とまつるようになりました。
ヴァレンティヌス司教が処刑された2月14日を「St.Valentine’sDay(聖バレンタインの日)」と呼び、お祈りするようになったと言われています。
➁由来
ヴァレンティヌスが処刑された2月14日は、古代ローマにおいて、元々女神ユーノ(結婚生活の守護神)の祝日と言われ、翌日の2月15日にはルぺルカーリア祭というものが行われていました。
ルペルカーリア祭は、男性がくじを引いてペアになった女性とお祭りの期間一緒に過ごすという男女の出会いの日として親しまれていました。この風習とヴァレンティヌスについての伝説が結びついて、2月14日のバレンタインデーは恋人たちが愛を誓い合う日として、世界各地で様々な形で祝われています。
2.日本のバレンタインデー
ヨーロッパに広まったバレンタインデーがアメリカに普及して、そのあと日本に伝わりました。日本で最初に紹介されたのは、1936年にチョコレートメーカーのモロゾフが英字新聞に「愛の贈り物としてチョコレートを贈りましょう」という宣伝であると言われています。
その後、1950年頃にデパートのチョコレート売り場に、バレンタインセールという手書きの看板が初めて登場しました。
1960~1970年年代に、女性から男性にチョコレートを贈る日本独自のスタイルが定着しました。
チョコレートを贈るスタイルは時代とともに多様化し、大切な人に贈る「本命チョコ」、友達同士で贈り合う「友チョコ」、職場やお世話になった人に贈る「義理チョコ」、自分に贈る「ご褒美チョコ」などがあります。
またホワイトデーは、日本ならではの文化で、男性から女性へ贈り物のお返しとしてお菓子を贈る習慣が1980年以降に根付きました。
3.海外のバレンタインデー
バレンタインデーは日本では女性から男性に贈りものをしますが、国によって細かな違いがありますが、海外では男性から女性にプレゼントするのがバレンタインの主流です。海外のバレンタインデーはどのようなイベントなのでしょうか?いくつかを紹介します。
①アメリカ
アメリカでは、日本とは反対で男性から女性にプレゼントを贈ります。「愛と感謝を伝える日」で恋人や家族に花束やメッセージカードを贈り気持ちを伝えます。ジュエリーやバルーン、ぬいぐるみを渡すこともあります。プレゼントだけでなく、恋人や夫婦で出掛けたりディナーを楽しむ習慣もあります。
➁イタリア
イタリアでは、バレンタインデーは「恋人たちの日」とも呼ばれ、夫婦やカップルがロマンチックな時間を過ごします。日本とは逆で、男性から女性にプレゼントを贈るのが主流で、中でも赤いバラを贈るのが人気です。バレンタインをきっかけに恋人にプロポーズすることも多いです。
ウンブリア州には、聖ヴァレンティヌス司教が眠る聖ヴァレンティヌス教会があり、バレンタインシーズンになると、世界中から多くのカップルが訪れます。
➂イギリス
イギリスでは、カップルがお互いにチョコレートや花束、カードなどを贈り合うのが主流です。19世紀にキャドバリー社が発売したチョコレートボックスやハート形のバレンタインキャンディボックスが人気となりました。以降チョコレートはバレンタインに欠かせないアイテムとなりました。そのため、バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣は、イギリスが発祥という説もあります。
また想い人にひそかに気持ちを伝える日ともされており、名前を書かずに「Be my valentine(私の恋人になって)」などと書いたメッセージカードを贈ります。
④ベルギー
ベルギーでは、バレンタインデーはお世話になった人に感謝の気持ちを伝える日とされていて、恋人や夫婦でない人にも、お花や香水などを贈ります。
カップルや夫婦の場合は、男性から女性にプレゼントを贈るのが一般的です。
➄フランス
フランスでは、バレンタインデーは「恋人たちのお祭りの日」とされ、恋人・夫婦水入らずで過ごします。普段とは少し違う特別感のあるデートし、素敵なひと時を過ごし。愛を確かめ合います。男性から女性に赤いバラやカードを贈るのが定番となっています。
⑥メキシコ
情熱の国であるメキシコでは、男性が好きな女性に愛の歌を贈るのが定番です。男性が女性の家を訪れて、窓の外からラブソングを歌って想いを伝えます。
➆台湾
台湾には、バレンタインデーが1年に2回あり、2月14日の他に、旧暦の7月7日のチャイニーズバレンタインです。織姫と彦星の伝説をもとにした「恋人の日」でカップルでお祝いします。男性が女性に末永くという意味を込めて99本のバラの花束をプレゼントして、プロポーズする人も多いです。
⑧韓国
韓国も日本と同様に、バレンタインデーには女性から男性にチョコレートを贈るのが主流です。バスケットにチョコレートを詰めて、ゴージャスなラッピングをして贈ります。
また韓国では、3月14日のホワイトデーのほかに、4月14日に韓国オリジナルの記念日のブラックデーがあります。恋人のいない男女のための日で、黒い服を着て、黒い料理を食べて、寂しさを吹き飛ばします。
まとめ
今回は、バレンタインデーの起源や由来、日本や海外のバレンタインデーについて紹介しました。
愛の守護聖人ヴァレンタインにちなんで生まれたバレンタインデー。日本ではチョコレートをプレゼントするという独自の文化として親しまれてきました。
今年ももうすぐやってきますね。素敵なバレンタインデーをお過ごし下さい。
四季グループ代表
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