セルフマネジメントを高める方法とは??
前回、セルフマネジメントとは?注目される理由とは?を紹介しましたが、セルフマネジメントの重要性は理解できても、具体的に何をすればいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか?今回は、セルフマネジメントを高める方法とセルフマネジメントが活かせる場面について紹介します。
目次
1.セルフマネジメントを高める方法
セルフマネジメントを高めるためには、自身について深く理解することが大切です。また、感情をコントロールする力やスケジュール管理能力を高めることが必要です。
①自分自身を深く理解する
セルフマネジメントを高めるためには、自分自身を深く理解し、行動の癖や特性を分析することが大切です。考え方や感情・行動のパターンをしっかりと認識することで、これまで見えなかった可能性にも気づき、よりよい結果を出せるでしょう。そして、自らの強みや特徴を把握することで、さらなるパフォーマンス向上に繋がるでしょう。
➁具体的な目標を設定する
セルフマネジメントの高め方として、目標を設定することで、モチベーションを維持して業務に取り組むことができます。しかし、目標を立てるだけで、漠然と業務を進めても、セルフマネジメント能力は身につきません。また、抽象的だったり大きな目標であると、何から始めていいのかわからず結局うまくいかないケースも考えられます。また、達成できるイメージが持てなくなり、モチベーションの維持が難しくなります。できるだけ細かく具体的な目標を設定することで、頻繁に達成感が得られモチベーション維持がしやすくなり、前向きに取り組むことができます。
➂自身のパフォーマンスが落ちる時を把握する
常に高いパフォーマンスを発揮できることが一番良いですが、維持し続けるのは困難です。セルフマネジメント能力を高めていく中で、集中力がなくなったり、仕事が手につかなくなったり、ミスが多くなったりする場面を考えて、自分自身のパフォーマンスが下がる時を理解して、分析しましょう。
自分が苦手な分野やタイミングを把握し、パフォーマンスが落ちないように対策することがマネジメント能力の向上に繋がります。
自分が得意な分野と苦手な分野の両方を把握しておくことで、組織の中で自分が活躍できる場をアピールしやすくなります。
④集中力を身につける練習をする
集中力を身につけることで、同じだけの時間を使ってもクリアできるタスクを増やすことが出来るでしょう。1つのタスクに時間がかかってしまうと、ストレスが溜まり、様々な場面で悪影響を与える可能性があります。
集中力を身につけるための効果的な方法として、「マインドフルネス」があります。マインドフルネスは、瞑想を通して自身の心に耳を傾けて、過去の失敗に捉われたり、未来への漠然とした不安に襲われている自分を鎮め、「今」に集中できる穏やかな精神状態を意識的に作っていきます。マインドフルネスを習慣化することで、個人の能力をアップさせたり、ストレスを軽減させる効果が期待できます。冷静な自分に立ち戻れるので、集中力や記憶力を維持できるでしょう。
➄心と身体をケアする
心身が不調になると、日々のパフォーマンスにも影響をします。仕事の時間を増やすために、睡眠時間を削ったり、休みの日も仕事をしたりすると、逆にパフォーマンスの低下に繋がります。
どんなに仕事が溜まっていても、自分の能力を最大限に活かすためには、心身のケアをきちんと行うことが大切です。
健康やストレスについて定期的にチェックして、心身の不調のきっかけとなる状況にいち早く気づき、息抜きの時間を作ったり、休息を取るなどして、心身ともにケアすることを心掛けましょう。
⑥時間の使い方を意識する
セルフマネジメントを高めるためには、日々の時間の使い方を意識するようにしましょう。1日に使える時間は限られているので、それぞれのタスクに対する時間配分が重要となります。1日の中でも午前中にやるべきこと、午後にやるべきことなど時間単位でタスクを決めるのも良いでしょう。
ダラダラと仕事を続けるのではなく、時間を区切りながら、仕事に取り組むように心掛けましょう。
➆誘惑に負けない工夫をする
テレワークが主流となるなかで、外部から誘惑に負けない工夫をすることが大切です。周囲からの目線がないことで起きる集中力の低下や、ネットワークや動画を見る、SNSを覗くといったような誘惑に気を取られやすくなります。
仕事中は誘惑されそうなものは遠ざけたり、上司に進捗状況をこまめに報告するなどして対策しましょう。
2.セルフマネジメントが活かせる場面
セルフマネジメントを高めることで、多くの場面で活躍できるようになります。
①テレワーク
セルフマネジメントは、テレワークでの業務で活かすことが出来ます。オフィスワークでは、周りの目線や相談しやすい環境で、仕事に向き合いやすい環境でしたが、一方で、自由度の高いテレワークでは自分のペースで仕事を進めていかなければいけません。
自分で仕事のオン・オフを切り替えができるようにするために、テレワークでは特にセルフマネジメントが求められるでしょう。
➁ティール組織モデル
ティール組織モデルを採用している企業では、セルフマネジメント能力が役立ちます。
ティール組織モデルとは、従業員それぞれに意思決定権があり、目的の実現を図ることができる組織です。
ティール組織の中では、上司から指示を仰いだり管理されたりすることはありません。全員が組織の一員として役割を担っていく中で、セルフマネジメントによって自身のパフォーマンス向上を意識することで組織全体の業績にも繋がります。
➂パラレルキャリア
パラレルキャリアとは、本業とは別のキャリアを同時に進行する働き方です。パラレルキャリアでは本業と離れた分野でもスキルアップができ、将来設計を立てることもできます。
時間的にも体力的にも、本業に悪影響を及ぼしかねないパラレルキャリアですが、セルフマネジメント能力を身につけることで遂行しやすくなります。時間を効率よく使えるようになり、本業も副業も効果的に取り組めます。
まとめ
今回は、セルフマネジメントを高める方法とセルフマネジメントが活かせる場面について紹介しました。
働き方が多様化する中で、時間を有効に使いながら自身の能力を最大限に発揮するセルフマネジメント能力が求められています。従業員一人ひとりがセルフマネジメント能力を身につけ、仕事で自身の価値を発揮することは、自己成長を果たせるだけでなく、企業にとっても人材不足の解決や生産性の向上などのメリットがあります。
セルフマネジメントを高めるためには、目標達成のために取るべき行動を明確にし、その行動を実践していくことで、パフォーマンスの向上を図ることが大切です。そして、日々の業務の中での時間の使い方や、タスクへの取り組み方の工夫しましょう。そして、マインドフルネスなどの手段を取り入れ、精神の安定を図りましょう。
四季グループ代表
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