もしかして、睡眠不足で高血圧を加速させていませんか?
今日もサクッと読めるブログを書いて行きます。怒りと眠りのアドバイザー、矢野です。
睡眠不足で起きる疾病リスクについて、以前のブログで触れました。そのうち高血圧は自覚が無い事でも知られ、動脈硬化・心筋梗塞・腎臓病など、恐ろしい病気に発展する可能性があります。そこで今日は睡眠不足と高血圧の関連について書いて行きます。
自分で意識しなくても心臓が動き、呼吸ができるのは「自律神経」が働いているからです。自律神経には活動を支える「交感神経」と、休息を支える「副交感神経」の2種類があり、両方とも常に活動していますが、日中は交感神経が、睡眠など休息時には副交感神経が優位になります。交感神経が優位な状態では、血管が収縮し血圧や脈拍が上がり、心臓や筋肉の動きが活発になります。副交感神経が優位な状態では、血管が拡張し血圧や脈拍は下がり、呼吸も緩やかになります。心臓や筋肉への負担も減り、組織の修復や代謝、再生が行われます。
睡眠不足の状態が続くと、「活動と緊張」状態が続く為副交感神経の働きが悪くなり、血管が収縮したままなので血圧も高くなります。血圧は血液が血管を押す圧力の事です。この圧力が高いと血管が傷つくなどして硬くなり、動脈硬化を引き起こす可能性が高くなります。また、高い血圧は心臓にも負担をかけ、心筋梗塞に繋がってしまったり、老廃物や体内毒素の除去をする腎臓機能が低下し、腎臓病を招く可能性もあります。
仕事をする上で、多少の無理をしたり、必要に迫られて睡眠時間を削る事もあるでしょう。その事を否定するつもりはありません。育児や災害救助など、そうせざるをえない場面もあるでしょう。ただその時には、睡眠の役割を思い出し、その後に必ず睡眠不足を解消して頂きたいのです。睡眠は脳と体を正常に保つ為に欠かせない活動です。睡眠を削る事で健康を失えば、やりたかった事が出来ず、見たかった景色が見られず、後悔する未来が待っています。それは、誰も笑顔にならない結末だと思いませんか?
誰も自分の代わりに眠る事は出来ませんし、失った健康の責任を取ってくれません。この先何十年と使う体です。自分を労り、大事にする事を忘れないでいただきたいです。
怒りと眠りのアドバイザー、矢野と申します。
人の心にアプローチするなら、万全のコンデションで行った方が効果的だと思いませんか?
私は、人が日中のパフォーマンスを最大化するには、怒りと眠りをコントロールする必要があると考えています。なぜなら、上手に怒れなければ人間関係が壊れる可能性がありますし、上手に眠れなければ心身のコンディションを崩す可能性があるからです。ここでは人生をより良く、楽しく過ごす為に知っておきたい怒りと眠りについて、アンガーマネジメントコンサルタント™と上級睡眠健康指導士の立場からお伝えしてまいります。宜しくお願い致します。
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