起業・副業ノウハウ、ビジネス・営業・恋愛・自己啓発における心理学をご紹介しています。【プロ心】

企業研究の効率的なやり方

就活を始めていくと、ある程度目指している業界がはっきりしてきていても、その業界の中にはたくさんの企業が存在していて、企業の特徴は様々です。企業について詳しく調査して、その特徴を理解して、自分に合った企業を見つける企業研究が重要になってきます。企業研究が重要だと聞いてても、どのように進めていったらいいのか、企業情報のどこに注目するべきかわからない人も多いでしょう。

そこで、今回は企業研究の効率的なやり方について紹介します。

◆企業研究とは

企業研究とは、就活の前に企業について様々な角度から調査して、その特徴を掴んで、自分の志向にあった企業を明確にすることです。その企業の事業内容や社風、他社との違いや業界での立ち位置、今後の展望など、幅広い視点を持って調べれば、理解も深まります。

◆企業研究の目的

【自分に合った企業かどうかを確認するため】

企業研究をして志望業界の中での立ち位置、同業他社、競合他社との違いから、自分の志向に合う企業を絞っていきましょう。

また企業研究をすることで、入社後に「社風や業務内容が合わない」「仕事のモチベーションが湧かない」などのミスマッチを防ぐことにも繋がります。会社説明会や企業の採用ページは、企業の良い面をフォーカスしている傾向がありますが、企業研究をしっかりすることで、企業の悪い面も知っておかなければなりません。長い時間をかけて就活をしても、入社後に自分に合った企業でないと気付いてしまったら、早期退職に繋がるでしょう。

企業理念を確認したり、OB・OG訪問をしてヒアリングをしたりして、詳細な業務内容や企業の雰囲気を事前に把握しておきましょう。

【志望動機をより明確にするため】

就活のエントリーシートや面接では、度々会社の志望動機を尋ねられます。志望動機に説得力を持たせるためには、「なぜこの企業で働きたいのか」「この企業で何をしたいのか」を明確にして、自分がその企業に対していかに貢献できる人材であるかをアピールしなければなりません。企業のことを深く知ることができていない状態で、志望動機を伝えても、採用担当者に自分の印象を残すことはできないでしょう。

就活では人柄だけでなく志望企業への熱意も重要視されるので、具体的で説得力のある志望動機を作成するためにも、十分な企業研究が必要です。

【求める人物像を知るため】

企業研究を進めていくと、調べた社風や事業内容から、その企業にマッチした人材の特徴や必要なスキルが導き出され、求める人物像がわかります。

面接で採用担当者に説得力ある志望動機で入社意欲を示すとともに、自分がその企業に必要な人材だとアピールすることが大事です。自己PRで自分の長所や強みをアピールしても、企業が求める人物像と違っていれば、内定を得ることは難しいでしょう。そのため、企業研究から求める人物像を把握して、それにそった自己PRをすることが必要です。

◆企業研究のやり方

STEP1:企業の基本情報を知る

STEP2:業界の事業内容を知る

STEP3:業界内での立ち位置を知る

STEP4:会社説明会やOB訪問で社風を知る

STEP5:将来の展望を知る

STEP1:企業の基本情報を知る

企業の基本情報は企業研究の基礎とも言えます。企業のホームページや会社案内、就活サイトから学ぶことができます。まずは、代表者の名前、従業員数や事業所、資本金、企業の理念、事業所の所在地などを押さえておきましょう。また、企業名は一般的に知られているのが略称ということがあるので、正式名称を必ず事前にチェックしておきましょう。

STEP2:企業の事業内容を知る

「誰に」「どんな商品(サービス)を」「どのように」販売しているのか、商品の売り方やサービスの提供方法を理解しておきましょう。同じ業種でも、業態などは企業によって異なります。例えば、アパレル業界では「百貨店」「専門店」「量販店」と違いがあるように、志望する業界がどのような位置づけなのかを把握しましょう。志望する企業だけでなく、複数の企業と比較することで、その企業の特徴が見えてくるので、いくつかの企業を調べて比較することもポイントです。

また、企業の利益が出る仕組みをきちんと把握しておくことで、自分が就職した後にどのようにしたら利益増大に貢献できるかをイメージしやすく、面接においてもプレゼンしやすくなるでしょう。

STEP3:業界内での立ち位置、他社との違いを知る

その企業が業界内でどのような立ち位置なのか、他社との違いを把握しておきましょう。業界での立ち位置とは、企業が業界の中でどうのような役割を担っているのかということで、業界全体を俯瞰して、その中でどこに位置するのかを知ることは大切です。同業他社と比べたときの強みや劣っている部分はどこなのかを明確にすることで、企業の課題や展望が見えてきます。企業の業界内での立ち位置を知ることで、競合他社はどこなのか整理することができます。

面接では、「なぜこの企業を選んだのか?」「当社の弱点は何ですか?改善点はありますか?」などという質問も想定されますので、企業の特徴や魅力を理解し、他社と比較した場合の企業の強み弱み、他社の事業戦略などを把握しておけば、そのような質問にも対応できるでしょう。

STEP4:会社説明会やOB訪問で社風を知る

企業が自分に合うかどうかを考えるには、社風を知ることが大切です。インターネットで調べられる情報には限りがあるので、社風を知るために、OB訪問や説明会に参加するようにしましょう。

説明会やOB訪問では、社員の話を聞くことによって、仕事の進め方や勤務環境、福利厚生の情報、職場の雰囲気など企業への理解を深めることができます。

説明会やOB訪問をするメリットは、会社説明会や採用ページではわからない、生の“声”を聞くことができます。

現場の本音を聞くことは、企業を選ぶうえで重要な判断材料になりますので、OB訪問をする時には、必ず事前に質問を考えておき、聞きたいことはすべて聞けるように準備しておいてください。

STEP5:将来の展望を知る

将来の展望を知っておくことは、そこに共感できるかどうかで、長く働け続けるかが変わります。

長く企業で働き続けられるかどうかは、自分の目的と企業のゴールがマッチしているかが重要です。

今後の展望を調べるためには、就活情報サイトや情報誌、企業のホームページなどに載っている社長のインタビューを確認したり、OB訪問や会社説明会で直接質問してもいいかもしれません。

会社の将来の展望を把握しておくことで、会社の未来に自分がどのように貢献できるかまで考えることができるでしょう。

◆企業研究に役立つツール

・就職情報サイト

就職情報サイトには、数多くの企業の情報が掲載されていて、比較が簡単に行えるでしょう。新卒採用を行う企業の情報が掲載されていて、サイト上でそのままエントリーできるのも便利です。

・企業情報が掲載された書籍

平均年収や離職率、有給消化状況など、人事担当者や面接担当者には聞きづらい情報が掲載されていたりします。

企業研究におすすめの「業界地図」や「就職四季報」は各企業の基本情報や、業界における各企業の位置づけや立ち位置などが記載されています。

・口コミサイト

口コミサイトは、実際に働いている社員、過去に働いていた人が書き込めるので、率直な意見を知ることができます。

就活会議

OpenWork

効率のいい就活のやり方~5つのステップ

関連記事

コメントは利用できません。

おすすめ記事

登録されている記事はございません。