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面接官に好印象を与える心理学5選

「面接に自信がない…」「うまくいくか不安…」アルバイトや就職活動において面接はつきものです。

面接官も「人」なので、そこには心理学的作用が働きます。他人から好感を持たれやすい見た目や話し方、アピールの仕方には一定の法則があると言われています。スピーチ力やとっさの機転に自信がない人でも、心理学テクニックを習得しておけば、面接官に好印象を残すことができます。

そこで今回は、面接官に好印象を与える心理学5選を紹介します。

初頭効果

就職活動における面接では「第一印象が大切」という言葉をよく聞くと思います。これは「初頭効果」が作用しているからです。

「初頭効果」とは、第一印象(最初に与えられた情報)が記憶に残りやすく、後の評価に影響を及ぼす心理的効果です。人は出会ってから6~7秒で相手の印象を判断し、その印象は6ヶ月以上続くと言われています。

面接官に好印象を与えたい場合、初頭効果という心理的働きを理解しておくとよいでしょう。

面接での入室の際、「失礼します」という声が小さいと、それだけで面接官は「暗い」「元気がない」などのマイナスな印象を抱いてしまい、面接中もその印象が続いてしまいます。

逆に「失礼します」の声が大きいと、「元気」「明るい」というプラスの印象を面接官に与えることができます。

面接官は短い時間の応答で採用するべきかどうかを判断しなければならないので、第一印象がかなり大事になります。

【第一印象を良くするために意識すること】

・清潔感のある身だしなみを意識する

スーツがしわしわだったり、シャツがよれよれだったり、靴が汚いと、採用したい気持ちにはなりませんよね。清潔感ある身だしなみは面接官に良い印象を与えるでしょう。

就職活動での服装は、自分が何をきたいのかではなく、相手にどのような印象を与えたいかを考えてみてください。

・笑顔を意識する

人は自分に好意を抱いている人には、同じように好意を抱きやすい「好意の返報性」という法則があります。簡単に相手に好意を伝える方法が「笑顔」です。

笑顔は面接官にプラスの印象を与えることができ、相手に好感を持っていますという印象を与えることができます。

初対面の相手に対しては、誰しも不安感を抱きやすいですが、笑顔を見ることで、不安感が好感に変わるでしょう。

・挨拶を元気良くする

はっきりした声で元気よく挨拶しましょう。内容が微妙でも、明るく元気のいい声だけで印象は変わります。

・姿勢を良くする

姿勢が悪いと暗い印象を与えてしまいます。大勢いる中で姿勢が悪い人は目立ってしまいます。背筋をまっすぐ伸ばして姿勢よく座りましょう。歩く時も猫背になったり、かかとを引きずって歩くのではなく、胸を張って綺麗な姿勢で歩くようにしましょう。

ハキハキトと話す

声が小さかったり、か細いと自信がないように聞こえてしまいます。ハキハキトした声で話すことにより、自信があるように見えるので、意識するようにしましょう。

・面接官の目を見て話す

当たり前のことですが、中々できてない人が多いように思います。「相手の目を見て話す」という行為は、思っている以上に印象に影響します。緊張して話すことに必死になると、目線を意識できなくなるということもあります。

親近効果

第一印象も大事ですが、「終わりよければ全て良し」という言葉があるように、最後を意識することも大事です。

最後の印象が最も記憶に残りやすく、後の評価に大きく影響を及ぼす心理的効果を『親近効果』 と言います。

  • 初頭効果:最初が肝心
  • 親近効果:去り際が肝心

たとえば、未経験の職種の面接であった場合、

「○○の経験はありませんが、以前より興味をもっており、入社できれば、一生懸命勉強して習得したいと思います」と伝えた方が、「経験がない」ということよりも「熱意をもっている」という印象の方が強く残ります。

また、「最後に何か質問はありますか?」と言われたら、チャンスです。「質問は特にありません」と答えてしまうと、「この会社に興味がないのかな」と思われてしまいます。ここで、深い逆質問をすることで、会社への熱意、志望度の高さを面接官にアピールしましょう。

また、面接の1番最後は、元気の良いあいさつと笑顔を心掛けることが大事です。面接の途中で「失敗してしまったかも…」と思うことがあっても、不安の表情のまま終わらずに、最後に笑顔でお辞儀をすることで面接官に好印象を与えられるかもしれません。

ハロー効果

人間の印象や評価をするときに、目立ちやすい特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象を「ハロー効果(光背効果、後光効果)」と言います。

学歴を見ただけで何となく「仕事もできそうだな」という印象を与えてしまうのも「ハロー効果」です。この効果を利用して自分の欠点を目立ちやすいスキルによって目立たなくさせられます。

例えば、語学や資格を複数持っていたら、誰もが知っていてある程度取得が難しいとされているスキルをアピールすると良いでしょう。

また、珍しい経験や趣味や、際立った特徴などをアピールすると面接官の印象に残るでしょう。

メラビアンの法則

メラビアンの法則」とは人がコミュニケーションを取る時、話の内容よりも、「表情・動作・しぐさ・声のトーン・大きさなどからの方が情報を得ている割合が高い」という考え方のことです。

1対1のコミュニケーションにおいて、相手が自分に対して持つ印象は、

「見た目/表情/しぐさ/視線など」:視覚情報(Visual )55%
「声のトーン/話す速さ/声の大きさ/口調など」:聴覚情報(Vocal )38%
「話の内容など」:言語情報(Verbal )7%

この「メラビアンの法則」から人がコミュニケーションを取る際に、相手のどこを重要視するのかがわかります。

つまり、相手に好印象を残したい場合は、話の内容にこだわるよりも、笑顔で身振り手振りを混ぜつつ話した方が効果的だということです。

面接会場へ入室した際に良くない印象を持たれると、面接で良い答えを返せても適切な評価を受けられない可能性があるため、まずは、きちんとした服装や態度、笑顔と丁寧なあいさつに加えて適切な敬語をつかえていると、面接官に好印象を与えます。

態度の類似性

自分と同じまたは似たような態度を持つ人に好感を持ちやすい「態度の類似性」は就職活動の面接などに活かしやすいです。

人間は、自分に似ている人、共通点のある相手を好きになる傾向を持っています。面接官と話すスピードや声のトーンを合わせるようにすると、面接官は無意識のうちに心地よさを感じさせることができます。またジェスチャーを真似る「ミラーリング」というテクニックを活用すれば、初対面でも好感を持ってもらいやすいです。

また、面接を盛り上げるテクニックとして、趣味の話も使えます。何らかの共通点から話題を広げるテクニックは、面接だけでなく営業や人間関係を築く上でも使えるテクニックなので、活用してみてください。

まとめ

今回は「面接官に好印象を与える心理学5選」ということで、面接官に好印象を与える心理テクニックを紹介しました。

無意識のうちにこれらのテクニックを実践されている方もいるのではないでしょうか?

「面接にあまり自信がないな…」という方は、上手く活用できそうなものは積極的に取り入れて、自信をもって、本番の面接に臨んでくださいね。

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