筋力トレーニングの目的・メリットとは??
ダイエットのために筋トレをしたい、運動して健康な体を作りたい、引き締まった体を手に入れたいなど、筋トレをする目的は人それぞれあるでしょう。
筋力トレーニングには多くのメリットがあり、筋肉をつける以外にもさまざまなメリットがあります。筋トレによって得られるメリットとはどのようなものがあるのでしょうか?
今回は筋力トレーニングとは?筋力トレーニングの目的・メリットについて紹介します。
目次
1.筋力トレーニングとは
筋力トレーニングとは、骨格筋の出力・持久力の維持向上や筋肥大を目的とした運動の総称。目的の骨格筋へ抵抗をかけることによって行うものは、レジスタンストレーニングとも呼ばれる。抵抗のかけ方にはさまざまなのもがあるが、重力や完成を利用するものや、ゴムなどによる弾性を利用するもの、油圧や空気圧による抵抗を用いるものが一般的である。重力による抵抗を利用する場合は特に、ウエイトトレーニングとも呼ばれる。(引用:Wikipedia)
筋力トレーニングは筋肉に負荷をかけるトレーニングのことで、筋を収縮させるためのエネルギーを酸素を使わずに作り出すことから「無酸素運動」と呼ばれます。
これに対して、ランニングやサイクリング、水泳など長時間連続して行う運動は「有酸素運動」です
2.筋力トレーニングの目的
筋力トレーニングは、筋力を向上させることを目的に行われます。トレーニングの負荷や回数、トレーニングの頻度を調整することで筋力だけでなく、筋持久力、筋パワーを向上させることができます。
3.筋力トレーニングのメリット
①基礎代謝が向上する
筋トレを継続することで、筋肉量が増え、それに伴って向上するのが基礎代謝量です。座っている時や寝ている時など、何もしていない状態でも、体内では生命活動を維持するために必要な心拍・呼吸・体温維持などが行われています。基礎代謝とはこの活動で消費される必要最低限のエネルギーのことを言います。1日の全消費エネルギーのうち6割を占めています。この基礎代謝量は筋肉が多いほど高くなり、筋肉が少ない人ほど基礎代謝が低くエネルギーを消費しにくい傾向にあります。筋肉が1㎏増えると、基礎代謝は50kcal程度増えると考えられています。50kcalというのは、体重50kgの人の20分間のウォーキングで消費できるエネルギーと同じくらいです。
筋力トレーニングによって筋肉量を増加させ体の中で熱を生み出す力が強くなると、体内のエネルギーがより多く消費されるため、痩せやすく、太りにくい体を作り、ダイエットにも有効です。特にダイエットでリバウンドを避けたい方は、筋力アップがおすすめです。
➁美しい姿勢を保てる
運動不足の人やデスクワークの人は特に、筋肉量が低下して姿勢が悪くなりやすいです。正しい姿勢が維持できずに、腰痛や肩こりを引き起こしている場合もあります。
筋力トレーニングで腹筋や背筋などの体を支える部位である体幹鍛えることで、姿勢悪化の予防や改善効果が期待できます。筋力トレーニングは筋肉量を増やし、体を大きくしたり、引き締まったボディラインを作るのに最適です。筋力トレーニングを継続することで、美しい姿勢をキープすることができるでしょう。
➂冷え性、こり、むくみの改善に繋がる
冷えやこり、むくみなどの身体の不調は、血行不良が原因の1つとされています。トレーニングによって筋肉を動かすことで、筋肉の収縮がポンプの役目を担うことで、身体の末端まで血流が流れやすくなり、血行の促進を促します。体のすみずみまで血液が運ばれるようになると、それまで冷えていた部分も温まり、こりやむくみ、冷え性などの改善にも効果が期待できます。
④ストレス発散になる
筋力トレーニングを行うことで幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」や、男性ホルモンの一種である「テストステロン」が分泌されます。セロトニンは、ストレスに対して効能のある脳内物質で、緊張を緩めたり、リフレッシュ効果があり、テストステロンはやる気の向上や精神面な安定を保つのに役立ちます。筋トレをすることで心を落ち着かせてストレスが溜まりにくい状態を作ることができます。筋力トレーニングは、身体だけでなく精神面にもメリットをもたらせ、トレーニングが終わった後の心地良い疲労感や達成感は、ストレス解消に繋がります。
➄有酸素運動の効果を上げる
筋力トレーニングとは異なって、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、脂肪燃焼メインの目的とした運動です。有酸素運動をする前に筋力トレーニングをすることで、血行の良い状態で有酸素運動に取り組めるようになります。その結果、より脂肪燃焼がしやすくなり、有酸素運動の効果をアップすることができます。
⑥睡眠の質を上げる
筋力トレーニングをすることで、深い睡眠の時間が増えるため、睡眠の質が上がります。
睡眠は、日々、疲労が蓄積させる人間の体や脳を休めるためには必要不可欠です。日中に筋力トレーニングを行って、体と脳に程よい疲労感を与えておくことで、脳はスムーズに深い眠りにつくことができます。睡眠の質を上げることで、免疫力も向上し、体調不良になりにくい体を作ることができます。
➆成長ホルモンが分泌される
体内の代謝を促す成長ホルモンは筋力トレーニングによって分泌させることができます。成長ホルモンは体の細胞を合成促進し、骨や筋肉を作るだけでなく、髪の毛や皮膚などの成長を促したり、脳の疲労回復や病気への抵抗力をつけることにも繋がるため、より健康的で疲れにくい体となっていきます。
また睡眠中にも成長ホルモンは分泌されます。睡眠時最初のノンレム睡眠は、成長ホルモンが一番分泌される時間帯で、この眠りが深いほど、体の組織が修復・回復されやすくなります。
成長ホルモンは年齢とともに分泌量が低下していくため、筋トレを行い成長ホルモンの分泌を促すことで、見た目を若々しく保つことができます。
⑧脳機能が向上する
筋力トレーニングには、脳機能を向上させる効果があります。筋力トレーニングを行うことで、「BDNF」という脳由来神経栄養因子が分泌されるためです。BDNFは脳の神経細胞の成長に欠かせない物質で、記憶や認知に関わる海馬に多く存在します。運動が脳に良いとされるのは、BDNFの効果によるものです。筋トレをすることで、脳機能を向上させて、認知症を予防することも可能です。
⑨柔軟性の向上
筋肉がつくと体が硬くなってしまうと思っている人もいるのではないでしょうか?実際は反対で、筋力トレーニングをすることによって、柔軟性の向上に繋がります。
しかし、動作の可動域が狭いようなやり方では、柔軟性の向上は期待できないので、可動域を大きく使った正しい筋トレをすることで、柔軟性を高めることができます。
まとめ
今回は、筋力トレーニングの目的・メリットについて紹介しました。
筋トレには、筋肉をつけること以外に、基礎代謝アップをして太りにくい体を作ったり、冷えやこり、ストレスの改善に繋がったりとさまざまな効果があります。
日頃、あまり運動できていないなという方は、無理ない範囲で筋トレを取り入れてみてはいかがでしょうか?
四季グループ代表
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