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節分の意味や由来とは??

節分と聞くと、「鬼は外、福は内」という掛け声とともに豆をまいたり、その年の縁起が良いとされる方角を向いて恵方巻を食べ、その年の健康や幸福を願う日など、さまざまなイメージがありますが、節分にはどのような意味や由来があるのでしょうか?

今回は、節分の意味や由来、豆まきをする目的などについて紹介します。

目次

1.節分の意味と由来

2.豆まきをする目的

3.豆まきのやり方

4.節分に食べるもの

①恵方巻

➁鰯(いわし)

➂そば

④こんにゃく

➄けんちん汁

⑥くじら

まとめ

1.節分の意味と由来

節分(せつぶん、せちぶん)は、雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。節分とは「季節を分ける」ことも意味している。江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多い。

太陰太陽暦(旧暦)では、立春に最も近い新月を元日とし、月(太陰)の満ち欠けを基準(月切)にした元日(旧正月)と、太陽黄経を基準(節切)にした立春は、ともに新年ととらえられていた。したがって、旧暦12月末日(大晦日)と立春前日の節分は、ともに年越しの日と意識されていたことになる。今も節分を「年越し」「年取り」と呼ぶ地域があるのはこの名残である。

一般的には「鬼は外、福は内」と声を出しながら福豆(煎り大豆)を撒いて、年齢の数だけ(もしくは1つ多く)豆を食べる厄除けを行う。また、玄関などに邪気除けの柊鰯などを飾る。これらは、地方や神社などによって異なってくる。 (引用:wikipedia)

節分は立春の前日にあたり、立春は暦の上で春が始まる季節のことを言います。節分は冬の終わりの日で、翌日から新しい季節が始まる区切りの日となります。

節分と言う行事は、邪気や悪いものを落として、新しい年に幸運を呼び込むことを目的に日本各地で行われてきました。

立春は、季節の変化を示す指標である二十四節気でいうと、春の始まりを指す日で、二十四節気とは太陽の周りを地球が通る1周分の軌道を24個に分けたものです。

地球が太陽の周りを1周すると1年になりますが、1年は実は365日ではなく、厳密には365日と6時間弱。毎年6時間ずつ1年が長くなってしまうので、このズレを調整するのが4年に1度の閏年(うるうどし)を設定することで、帳尻を合わせています。

節分と聞くと、2月3日というイメージが強いですが、年によっては2月2日や4日になることも稀にあり、固定されているわけではありません。2021年は、1897年以来124年ぶりに、2月2日が節分となりました。ちなみに1984年は2月4日が節分でした。今後しばらくは、節分はうるう年の翌年は2月2日となるそうです。

2.豆まきをする目的

節分と言えば、豆まきをするというイメージが強いですが、なぜ豆まきをするのでしょうか?

昔、神様が訪れる時、鬼などの悪さをするものも一緒にやってきてしまうと考えられてたので、神様だけを迎え入れて、悪しきものや邪悪なものを追い出すために行われたのが「豆まき」です。

地域によっては、魔目(まめ=鬼の目)をめがけて豆を投げることで、魔滅(まめ=魔が滅する)という意味もあったようです。

3.豆まきのやり方

①日暮れまでに福豆(炒った大豆を桝に入れ、神棚にお供えしたもの)を準備します。神棚がない場合は、白い紙の上に福豆をのせて、目線よりも高いところに供えておきましょう。

➁鬼が戸口から入るのを防ぐために、柊鰯(柊の小枝に鰯の頭を指したもの)を門や玄関に飾ります。鬼は鰯と柊が大の苦手とされているためです。

➂鬼は、深夜(丑寅の刻)にやってくると言われてるので、豆まきは夜にするのがベストです。玄関やベランダ、窓などすべての戸を開け放し、20時~22時頃に開始します。

④年男(本来は、一家の主人を指しましたが、現在ではその年の干支に生まれた男性)が桝に入れた福豆を手にして、玄関から各部屋を回ります。出入口付近で、「鬼は外、福は内」と2回ずつ繰り返し声をかけながら、豆をまきます。桝を左手で胸の高さ付近で持ち、右手で下手投げでまくのが正しいまき方です。

※魔・厄を追い払うためには「鬼はそと」、邪気がなくなったら、福を招き入れるために「福はうち」と声をかけます。

➄豆まきが終わったら、すぐに戸締りをして、鬼を締め出し、福を逃がさないようにしましょう。

⑥豆まきが終わったら、1年の厄除けを願い、自分の年齢よりも1つ多くの豆を食べます。この豆は「年取り豆」と呼ばれ、家族全員で食べます。数が多くて食べきれない人や豆が苦手な人は、豆の代わりに「福茶」(福豆を吉数の3粒入れ、縁起担ぎの昆布や塩昆布、梅干しを入れたお茶のこと)を飲むと良いでしょう。

4.節分に食べるもの

①恵方巻

恵方巻は、福を巻き込んだ太巻きを、恵方を向いて丸かじりする関西発祥の風習のことで、その年の縁起の良い方角を向いて無言で1本食べ切ると1年間健康でいられると言われています。

丸ごと食べるのは、「縁を切らないように」という意味が込められていて、無言で食べるのは「途中で喋ってしまうと福が逃げてしまうから」と言われています。

恵方巻に入れる具材は、地域や家庭によって様々ですが、七福神にちなんで7種類の具材を入れると縁起が良いとされています。包丁では切らずに、頭から無言で食べるのが良いとされています。

太巻きは、鬼が忘れていった金棒という見立てもあり、食べる=鬼退治という意味合いもあるそうです。2023年の恵方は「南南東」です。

➁鰯(いわし)

節分に食べるものと言えば、恵方巻がよく知られていますが、鰯を食べる習慣もあります。

鰯はカルシウムやDHAなど豊富に含む栄養価の高い魚で、昔は今よりも多くの鰯が獲れていたので、健康を守る魚とされていました。

旧暦の大晦日である節分の日に弱く卑しい鰯を食べることで体内の陰の気を消して、健康を願う無病息災の儀式として定着したと考えられています。

焼くと強い匂いのする鰯は、焼いて食べた後の頭を柊の葉に刺して、玄関に飾ると鬼が嫌がって入ってこないと信じられていました。

➂そば

現在は節分と言えば、恵方巻というイメージが強いですが、江戸時代後期は、節分にそばを食べる風習がありました。麵が切れやすく厄落としができるという縁起担ぎで食べられるようになりました。段々と節分にそばを食べる習慣は薄れてきていますが、出雲地方では今でもそばを食べる風習が受け継がれています。

④こんにゃく

こんにゃくは、食物繊維が豊富で体内を綺麗にする食べ物として、昔から大晦日や節分など1年の節目の日に食べる風習を持つ地域もあります。身体にたまった砂を出すと言われ「砂おろし」とされる風習です。身を清めるという意味もあります。

➄けんちん汁

大根や人参、ごぼうなどのたくさんの具材が入ったけんちん汁は、元々は精進料理で、邪気を払う節分行事に相性がよかったことから食べられるようになりました。

⑥くじら

大きな生き物の肉を食べるのも縁起の良いこととして、山陰地方などでは節分にくじらが食べられる風習があります。大きなクジラはえさを丸のみするので邪気を丸のみしてもらおうとされています。

まとめ

今回は、節分の意味や由来、豆まきする目的ややり方などについて紹介しました。

節分は、地域や家庭ごとにもさまざまな特色があります。今年の節分も1年の無病息災を願って、豆まきをしたり、恵方巻を食べたたりと、楽しんでください。

◇七福神の由来や特徴、ご利益とは??

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