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セルフマネジメントとは?注目されている理由とは?

セルフマネジメントとは、自己管理を意味し、目的や目標を達成するために自分自身の感情や行動を管理することを指し、近年ビジネスシーンでその重要性が注目されています。

今回は、セルフマネジメントとは?注目されている理由などについて紹介します。

目次

1.セルフマネジメントとは?

2.セルフマネジメントが注目されている理由

3.セルフマネジメントを構成する要素

①セルフケア

➁レジデンス

➂アンガーマネジメント

④マインドフルネス

➄キャリアデザイン

4.セルフマネジメントが与える影響

①業務の効率化

➁自分の感情や行動のコントロール

➂体調やメンタルの安定化

5.セルフマネジメントが得意な人の特徴

①自分のキャパシティを把握している

➁タスクの優先順位をつけられる

➂前向きな考え方ができる

6.セルフマネジメントが苦手な人の特徴

①完璧主義でこだわりが強い

➁人にお願いするのが苦手

➂ストレスの発散方法を持っていない

1.セルフマネジメントとは?

セルフマネジメント(self-manegement)とは、直訳すると「自己管理」のことです。目標達成や自己実現のために、自身の思想や感情・行動を管理すること、もしくはそのためのスキルを指します。

自らを管理することで、自分自身の精神状態や健康状態を安定させて、自分の能力を最大限に発揮することを目的とします。

2.セルフマネジメントが注目されている理由

①テレワークの普及

新型コロナウィルスの影響や働き方の多様化により、テレワークが急速に普及しました。今までの会社での勤務とは異なり、生活空間と同じ場所で働くため監視の目がないので、モチベーションや集中力の維持や、オンとオフの切り替えが難しくなっています。テレワークの普及により、セルフマネジメントの重要性が増しています。

➁働き方改革の推進

厚生労働省においても、働き方改革の一環として、「リモートワーク(テレワーク)の推進」と「時間当たりの効率性・生産性の向上」を掲げています。かつての日本では、働いた時間が長いほど、会社への貢献度が高いとされていましたが、現在は、評価や労働時間ではなく、働いた内容や成果による評価を重要視する流れと変わってきています。限られた時間の中で最大のパフォーマンスを発揮するためには、タスクや体調など自己管理が重要で、セルフマネジメントが欠かせません。

➂少子高齢化

少子化高齢化により若手人材が不足する日本において、従業員一人一人が主体的に行動する組織が求められています。企業の価値を高める解決策として、個人のパフォーマンスを最大限に発揮させることがあげられます。主体的に行動するために、自分のメンタル面や体調、タスク管理などのセルフマネジメント能力の高さが大切になってきます。

2.セルフマネジメントを構成する要素

セルフマネジメントは、大きく5つの要素で構成されています。

①セルフケア

主に自分自身のケアで、安定した状態を保つことを意味します。自分自身がストレスを感じていることに気づき、そのストレスを上手に受け流す方法や知識を身につけておくことが大切です。

➁レジデンス

回復力や復元力など精神的な回復力を意味します。自分にかかったストレスに対してしなやかに対応し、跳ね返せる能力、すばやく立ち直る能力のことです。

➂アンガーマネジメント

「イラついても6秒待つ」、「感情を記録する」など、怒りに上手に向き合うための心理トレーニングのひとつです。

④マインドフルネス

現在において起こっていることに注意を向けることにより、ストレス軽減や集中力の強化を図ります。瞑想やその他の訓練により発達されることができるとされています。

➄キャリアデザイン

自分自身の将来なりたい姿や、やりたい仕事、働き方を明確にし、自己意識を高めて、行動に移し実現していくことです。

4.セルフマネジメントが与える影響

セルフマネジメントは、従業員個人に影響を与えるだけでなく、従業員がセルフマネジメント能力を身につけることにより、企業や組織にも良い影響を与えます。

①業務の効率化

従業員の1人1人がセルフマネジメントを身につけることで、タスク管理やタイムマネジメントができるようになり、業務の効率化が進みます。業務の効率化が進むことで、結果として企業全体の生産性も向上します。

企業の生産性を向上させるためには、セルフマネジメント能力の高い人材を育成することが大切です。

➁自分の感情や行動のコントロール

セルフマネジメント能力を高めることで、従業員は自身の感情や思考をコントロールでき、その場に合った適切な行動を取れるようになるでしょう。感情的になると、人間関係の悪化や仕事の質の低下を招きかねません。セルフマネジメント能力を身につけて、自身の感情や行動をコントロールできる従業員が増えることで、職場の人間関係が良好となり、質の高い仕事をすることができるでしょう。また、従業員一人一人のモチベーション維持も容易となるでしょう。

➂体調やメンタルの安定化

セルフマネジメントには、メンタル面や体調面のセルフケアの要素も含まれています。セルフマネジメント能力を身につけることで、もし仕事で失敗しても、次は頑張ろうとすぐに切り替えられる従業員が増えてくるでしょう。また、急な体調不良で休む従業員も減り、企業にとっても良い影響を与えるでしょう。

5.セルフマネジメントが得意な人の特徴

①自分のキャパシティを把握している

自分のキャパシティを把握している人は、「できるタスク」と「できないタスク」を区別しています。

➁タスクの優先順位をつけられる

タスクの優先順位をつけることが得意な人は、作業の期限や重要度に応じて、やりべきタスクから取り掛かることができ、適切なタスク管理やタイムマネジメントができます。そのため、ストレスを感じることが少なく落ち着いて行動でき、結果的に仕事を効率的に進めることが出来ます。

➂前向きな考え方ができる

セルフマネジメントができる人は、何事も前向きな考え方をすることができます。問題が起きても、悲観的に捉えず、その原因や理由を考えて、解決策を導くことができます。前向きな考えができる人は、自分の感情のバランスを保つことも得意です。

6.セルフマネジメントが苦手な人の特徴

①完璧主義でこだわりが強い

何事にもこだわりが強い人は、仕事に完璧を求め、タイムマネジメントやタスク管理が疎かになってしまうことがあります。また、ミスをしてしまったときの落ち込みが大きく、切り替えるのに時間がかかってしまいます。

➁人にお願いするのが苦手

セルフマネジメントが苦手な人の特徴として、人に頼ったり、人にお願いするのが苦手で、自分でタスクを抱えてしまいがちなとこがあります。タスクを抱え込んでしまうと、残業も増えて、結果的に身体も心もストレスを抱えてしまい、自分の能力を最大限に発揮できなくなってしまいます。

苦手なタスクは、得意な人にお願いするなどしてみましょう。

➂ストレスの発散方法を持っていない

ストレスの発散方法を持っておらず、溜め込んでしまう人は、メンタルが安定しにくい状態です。本来のパフォーマンスが発揮できずに、モチベーションの維持も難しくなるでしょう。心の安定が、セルフマネジメントには大切なので、自分に合ったストレス発散方法を探してみましょう。

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