過度なストレスが体調に与える影響とは??
普段生活している中で多少なりともストレスを感じている人は多いのではないでしょうか。適度なストレスであればやる気が出たり、パフォーマンスを向上させるなど良い影響を与えることがあります。しかし、過度なストレスは心身ともに悪影響を与えることもあり、時には病気の原因となってしまうこともあります。今はストレス社会とも言われているように、ストレスを感じずに生きることは難しくなってきており、ストレスと上手に付き合うことも必要になっています。今回は過度なストレスが体調に与える影響について紹介します。
目次
1.ストレスとは
厚生労働省のみんなのメンタルヘルス総合サイトによると、「外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のこと」とあります。人によって感じ方が違うため一概に判断することはできませんが、天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなど心理的要因、人間関係、多忙な仕事など様々な要因が挙げられます。日常生活において、「今までと違う変化」がストレスの原因となります。
適度なストレスではやる気が出たり、達成感を味わうことができるなど、ストレスフリーの状態よりも適度なストレスの方がパフォーマンスが向上することもあります。ストレスが悪いということではなく、過度なストレスを感じ続けることが問題となります。
過度なストレスは心身ともに影響を与えることもあり、やる気の低下やイライラするなどの兆候が出てきます。そこで自分のストレスに気がつくことが出来れば対処することができるかも知れませんが、気づかないままストレスを感じ続けるとさらに調子が悪くなってしまうかもしれません。
ストレスに気づいた段階で気分転換など自分なりのストレス解消に取り組むことが大切になります。
1.ストレスって何?|セルフケアでこころを元気に|メンタルヘルスへのとびら|メンタルヘルス|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
2.ストレス種類
ストレスを与える原因をストレッサーと呼び、日常生活では様々なことがストレッサーとなります。
ストレッサーは大きく分けると身体的ストレスと精神的ストレスに分類することができます。
さらに身体的ストレスでは、外的ストレスである「物理的」「環境的」「肉体的」「化学的」「生物的」ストレスと内的ストレスでは「睡眠」「運動」「食事」「生活」に関するストレスに分けることができます。
次に精神的ストレスでは社会的ストレスである「仕事関係」「学校関係」「家庭関係」「人間関係」のストレスと心理的ストレスである「喪失体験のストレス」などに分けることができます。
これらはストレスの原因が何かによって分類されており、人それぞれストレスに対する反応は異なります。
3.ストレスと体調
ストレスが積み重なってくると心身ともに影響が出始め、何らかの症状が現れてくることがあります。
ここではストレスが原因となって現れる症状を紹介します。
・うつ病
発症の原因は性格には分かっていないとされていますが、背景には精神的、身体的なストレスが関係していると指摘されることが多いです。症状としては、何をしても楽しむことできない、一日中気分が晴れない、落ち込んでいる、眠れない、食欲がない、疲れやすいなどがあり、日常生活に支障をきたす状態です。
うつ病の兆候としては普段では問題ないことでも悲観的に考えてしまったり、イライラしたり、焦るなどが見られます。本人からすると気分が落ち込んだり気分に変化を感じることもありますが、周囲の人見ても表情が暗かったり、マイナス思考になるなど気づくことができるかもしれません。
また、気分的な変化以外にも眠れない、食欲がない、体がだるい、体調が悪いなど身体的な変化が出ることもあります。自分がうつ病かもしれないと感じたら、周りの人に相談したり、専門家に相談するなど一人で悩まずに療養、治療をしましょう。
・胃痛
胃が痛くなる原因の一つとしてよくストレスが挙げられます。ストレスと感じると胃粘膜の抵抗が弱まり、胃酸の分泌が増えた状態になるため、胃に炎症や潰瘍が起こるために胃痛となるそうです。
ストレスが原因で胃痛となっているのであれば、ストレスから距離をとることで解決できるかもしれません。
また、胃酸を抑える薬など病院などに通院することも有効です。
・蕁麻疹
蕁麻疹は食べ物のアレルギーによるもののイメージがあるかもしれませんが、それだけではありません。
過度な疲れやストレスが要因となる場合があります。ストレスや疲れが直接、蕁麻疹を引き起こすわけではなく、体が刺激に反応しやすい状態になってしまいます。そうなると普段は蕁麻疹が出ない状況であっても、体が反応してしまい蕁麻疹が出てしまいます。
・メニエール病
めまい、吐き気、難聴などの症状が現れるとされています。耳の内耳にリンパ液が過剰に溜まることが原因とされていますが、なぜ溜まるのかなど解明されていない部分もあります。また、メニエール病になる原因は様々ありますが、ストレスも大きく関わっています。
・自律神経失調症
自律神経失調症は自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが崩れること発症します。
自律神経がストレスによって正常に機能しないことが原因で起こる様々な症状の総称です。
症状としては、動悸、頭痛、脱力感、倦怠感、食欲不振、めまい、目の疲れなどの身体的な症状や、落ち込み、眠れない、イライラする、集中できない、情緒不安定など精神的な症状が見られます。
・燃え尽き症候群(バーンアウト)
今までやる気があり、精力的に取り組んでいたような人のやる気や気力をなくなり、燃え尽きた状態になってしまうことをいいます。職場での慢性的なストレスに起因すると解釈される症候群とされています。
・心臓神経症
胸の痛み、動悸、息切れ、めまい、呼吸が苦しいなどの症状があります。心臓に関わる症状は出るのですが、検査をしても異常が見つからない場合、心臓神経症の疑いがある場合もあります。
ストレスが原因の一つとも言われていますが、「こころの病」として取り扱われることが多いようです。
・心不全
狭心症や心筋梗塞などの外的要因が原因となる他に精神的なストレスが原因の一つになることがあると言われています。心不全は息切れ、動悸が激しくなることは心不全の初期症状だったということもあります。血液の循環が悪くなることから体にむくみが出たりすることもあるようです。
まとめ
ストレスと病気について紹介しました。誰でも仕事や学校生活、家庭などでストレスを感じることがあるとおもいます。ストレスの原因は人によって様々であり、心身ともに与える影響も異なります。
過度のストレスは心身に影響を与えてしまうため、ストレスに悩んでいるのであれば、専門家に相談してみるのもいいと思います。また、自分でもストレスを解消するように「運動をする」「リラックスする」など自分なりのストレスとの付き合い方を探すことも大切です。ストレスとの付き合い方に関しての記事もありますので、興味のある方はそちらも参考にしてみてください。
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